1年のうちのわずか3~4日で手に入る
『生涯続く歯の健康』
歯が痛むなどの自覚症状が出る前に、わずかな違和感を見逃さず病気を早期発見することが大切です。むし歯や歯周病は、毎日の歯磨きや食生活と大きく関係しています。
予防治療とは、むし歯や歯周病になったから治療を始めるのではなく、むし歯や歯周病にならないように正しい歯磨きと食生活習慣を身につけ、むし歯や歯周病にたいして予防的なアプローチをする治療方法です。
具体的には、ご家庭でのセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアを並行して行います。3ヶ月に1度くらいの頻度で定期検診を受けていただければ理想的です。『定期検診は面倒』と思われがちですが、365日の中の3~4日だと捉えれば負担が減るのではないでしょうか。
患者さんのライフスタイルや、ブラッシングのクセなどを考え合わせながら、歯科衛生士が個別にブラッシング指導いたします。当院では様々な歯ブラシをご用意し、患者さんに適したものをご提案しております。
毎日の歯磨きはお口に合った歯ブラシを使い、磨き残さないようにある程度時間をかけて行いましょう。歯の形や大きさ・歯並びなどは一人ひとり違いますので、ご自身のお口の状態に適した歯ブラシを使用することが大切です。
当院では、患者さんに合う歯ブラシをご提案しております。
歯ブラシでは届きにくい部分をケアしてくれるのが、歯間ブラシやデンタルフロスです。歯と歯の間の小さな隙間にたまった汚れなどは、歯ブラシだけではなかなか落とせません。お口の中をすみずみまでキレイにするお役立ちアイテムとして、歯間ブラシやデンタルフロスの使用をお勧めします。
ただし、これらを乱暴に使用すると、歯肉を傷つける恐れがありますので、使用方法につきましては歯科医院でご相談ください。
食べる時間や回数がバラバラだったり、糖分の多い食べ物を頻繁に摂取したりすると、むし歯や歯周病のリスクが高まります。規則正しい食生活習慣を身につけ、バランスの良い食事を心がけましょう。
むし歯の疑いがあれば精密診査を行います。歯周病検査では病気の進行具合を確かめ、歯を支えている骨の状態を確認します。
むし歯や歯周病の原因の1つである磨き残し。毎日のブラッシングで磨き残している部分がないかどうか、拡大鏡を使ってチェックします。
磨き残しがあった場合は、歯ブラシの当て方のコツなどを一緒に確認し、セルフケアについてのアドバイスを行います。
むし歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)や歯石は、歯磨きだけで完全に落としきることが難しく、セルフケアだけではむし歯や歯周病の発生リスクが高まります。
歯科衛生士がプロの技術で、超音波の振動を利用しながら、歯にダメージを与えることなく歯石を除去する処置が『スケーリング』です。当院では、歯科衛生士が拡大鏡を用いてスケーリングを行うため、歯ブラシで落とせない歯の根の表面に付着した歯石だけでなく、隅々に至るまで徹底的に除去することが可能です。
3ヶ月に1度くらいを目安に受けていただくと、お口の中を常に清潔に保てます。
歯の清掃のプロである歯科衛生士が、専用の機械とフッ化物が配合された研磨ジェルを使用しながら、歯の表面を丁寧に清掃します。歯石除去のほか、お茶やコーヒーによる着色汚れや細菌が集まってできたバイオフィルムを取り除き、汚れが再沈着しないように口腔内の環境を整えていきます。
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