虫歯はないみたいだけど、なぜか歯が痛い。その原因とは??|福岡市南区の歯医者なら『パセオ野間大池歯科』へ

その他

虫歯はないみたいだけど、なぜか歯が痛い。その原因とは??

2020.01.02

その他

 最近、虫歯でもない、歯の根っこが悪くなっているわけでもない、なのに「歯が痛い」と来院される患者さまが増えているように思います。 それはもしかしたら、知らないうちにやってしまっている「噛みしめ」や「歯ぎしり」が原因かもしれません。

 

 

ブラキシズム(歯ぎしり・噛みしめ・タッピング)って?

歯ぎしり(グラインディング)

 主に睡眠時に起こることが多いです。奥歯をすり合わせて動かし、歯と歯が噛み合い、異常なまでの力がかかり歯に大きなダメージをを与えます。歯同士が擦れるので、キリキリ、ギシギシ、キキキ、キュッキュッといった音がなります。寝ている間に起こるので、自覚することが難しいです。傍で眠っている家族に指摘されて気付く方もいます。

噛みしめ(クレンチング)

 歯ぎしりと違って、歯と歯を擦り合わせる運動はなく上下に力をかけます。起きている時、寝ている時に関係なく起こります。無意識にやっていることが多いので発見が遅れることが多いです。歯ぎしりや

タッピング

 上下の歯をカチカチと噛み合わせでぶつけ合うことをいいます。グラインディングやクレンチングと比較すると希と言われています。

原因は?

・ストレス

・交感神経のバランスの乱れ

・歯並び

・噛み合わせがおかしい

・スマートフォンやパソコンを使うときの姿勢 などといったことが言われていますが、主な原因はストレスと言われています。

ブラキシズムによる影響

歯のすり減り、破折

 強い力で擦り合わせるので、症状がひどい方だと通常、歯と歯が噛み合う面にある凸凹が無くなって削り取ったかのように一直線にツルツルになっています。また、歯が折れることもあり折れ方によっては残せない場合もあります。さらに強い力が歯にかかると、歯の歯茎に近い部分がチップして、歯にくさび状のえぐれができます。

肩こりや頭痛

 力が入った状態になると、筋肉が張り肩こりや頭痛等といった症状を引き起こします。

詰め物や被せ物が壊れる

 強い力がかかるため、健康な歯よりも脆い詰め物や被せ物は割れたりすり減ったりします。 特にセラミックやプラスティックなど割れやすい詰め物や被せ物を入れるときには注意した方が良いでしょう。

知覚過敏

 歯がすり減ると、象牙質が露になるので知覚過敏を引き起こします。しかし、噛みしめや歯ぎしりが強いと歯と歯茎の境目にあるエナメル質がかけてしまい知覚過敏を引き起こす事が多いです。

骨隆起

 歯だけでなく、歯を支えている歯茎の骨が変形してきて、隆起ができてきます。

歯周組織の破壊

 強い噛む力が歯に加わり、歯の周りの組織を破壊します。これを咬合性外傷と言います。咬合性外傷については、次項で詳しく説明していきます。

顎関節症

過度な噛む力が顎関節やその周囲組織にも影響を与えます。

関連ブログ『顎関節症って何?』

咬合性外傷

 咬合性外傷には、一次性咬合性外傷と二次性咬合性外傷があります。

一次咬合性外傷

 歯周組織が健康な状態の歯に過度な力がかかることによって引き起こされます。歯周組織に強い力が加わることで、グラグラしてきたり、噛むと痛みが出たりします。これは、強すぎる力によって、その歯のまわりの骨がなくなってしまったり、歯周組織が破壊されているために起こります。

二次性咬合性外傷

 歯周病になっている歯に強い力が加わることで起こります。歯周病で弱っている歯茎は、歯を支えている骨が溶けて下がっています。普通の固さのものでも噛むとグラグラしたり痛みが出るのですが、そこに強すぎる力がかかると歯周病と過度な力のダブルパンチで歯を支えている骨によりダメージを与え、歯周病を進行させるのです。

治療方法

噛み合わせの調整

 もし、噛みしめや歯ぎしりの原因が被せものや詰めものだったらその被せものや詰めものの高さを調整することで歯や歯茎、顎の関節への負担を減らします。

スプリント療法

 スプリント療法とは、顎関節症の記事にも出てきたと思いますが、その患者さん専用のマウスピース(ナイトガードとも言います)を作り装着することで、歯や歯茎、顎の関節への負担を減らします。 このマウスピースですが、むし歯の治療をするとマウスピースが合わなくなるので、先にむし歯の治療を終わらせてからマウスピースを作る事が多いです。

ストレスの解消

 主な原因となっているそれぞれのストレスの原因を見つけ出して、それを解消できる方法を探しましょう。

噛みしめを意識すること

 スマートフォンやパソコンを使うとき、自然とうつむき加減になりますよね?そうすると、上下の歯が当たったり噛みしめてしまうことになります。その事を念頭に入れておくだけでも、噛みしめからの負担を減らすことが出来ますよ。

歯の矯正治療

噛み合わせが悪くて、噛みしめや歯ぎしりが起きているのならば矯正治療で噛み合わせを良くするのも有効です。噛み合わせと合わせて歯並びもキレイになれば、歯磨きもしやすくなってむし歯のリスクも減らせます。

 歯の痛みがなくても、

・朝起きたら顎がダルい

・家族に歯ぎしりを指摘された

・歯茎の骨が凸凹が気になってきた

こんな症状があれば、ひどくなる前にぜひご相談ください。