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歯並びと睡眠時無呼吸の深〜い関係

2021.02.16

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みなさん”睡眠時無呼吸症候群”をご存知ですか?この睡眠時無呼吸症候群は、過去には2003年の山陽新幹線の居眠り運転による事件で注目されたことがあります。睡眠中に呼吸が止まったり、浅くなったりを繰り返すことで様々な症状を引き起こす病気であり、実は歯並びと関わりがあるということが明らかになってきました。今回は睡眠時無呼吸と歯並びのことについて解説していきます。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に低呼吸(いびき)や無呼吸(睡眠中に10秒以上呼吸が止まること)を繰り返す疾患です。深い睡眠がとれないことで夜中に何回も目覚める、朝目覚めたときに頭痛がする、日中に強い眠気が襲うといった症状が出ます。そして居眠り運転や労働災害などの重大な事故の原因となってしまう怖い病気なのです。

〜睡眠時無呼吸症候群の症状〜

・睡眠時に大きないびき(低呼吸)をかく

・睡眠時に呼吸が止まる、乱れる

・長時間眠っても熟睡感がない

・夜間のトイレの回数が多い

・起床時に頭痛がする

・記憶力が低下したり、集中できない

・日中、強い眠気や疲労感がある

このような症状を自覚したり、他の方から指摘されたことはありませんか?

睡眠時無呼吸症候群は低呼吸や無呼吸を繰り返すので、脳に十分な酸素を送り届けることができずに結果として酸欠の状態になってしまいます。酸欠の状態で眠っていると、高血圧や不整脈・心筋梗塞などの心疾患、脳卒中などをおこすリスクがあります。睡眠時無呼吸症候群がある成人の方は、脳卒中・心筋梗塞・高血圧などを引き起こすリスクが3〜4倍というデータもあります。

 

睡眠時無呼吸症候群の原因

睡眠時無呼吸症候群の原因は、呼吸時の空気の通り道である上気道が狭窄してしまうことです。空気の通り道が遮断される事で、呼吸が止まってしまうのです。上気道狭窄は、肥満や扁桃腺が腫れやすい方に加えて歯並びによっても引き起こされます。

肥満の方は首周りの脂肪によって上気道が圧迫されます。また、扁桃腺が腫れてしまうことで上気道が狭窄します。 扁桃腺は外部から侵入してくる細菌やウイルスから喉の粘膜を守るなど免疫の働きをしています。風邪やウイルスによって扁桃腺が炎症を起こして腫れたり、肥大していると上気道が狭くなり、いびきや無呼吸状態になりやすいです。

欧米の場合、睡眠時無呼吸症候群の原因のほとんどが肥満と言われています。しかし日本人の場合、肥満でなくても睡眠時無呼吸症候群を発症します。この原因と深く関わるのが歯並びなのです。

 

歯並びと睡眠時無呼吸の関係

日本人が肥満でなくても睡眠時無呼吸症候群になるのは歯並びが関係しているとお伝えしましたが、どういったメカニズムなのでしょうか。

日本人は欧米人に比べると元々顎の大きさが小さい事がわかっています。顎が小さいことで、歯が並びきらず歯並びがガタガタしてしまい、舌が本来収まるはずのスペースも狭くなります。舌が収まりきらないと、喉の方に落ち込んでいき(舌根沈下)上気道を狭窄してしまうのです。このようなメカニズムでいびきや無呼吸につながるのです。

睡眠時無呼吸症候群は大人だけではなく子供にも起こりうるのです。睡眠時無呼吸症候群の原因のひとつである歯並びと顎の大きさを歯科矯正を行うことで舌のおさまるスペースを確保できるようになります。子供にとって睡眠は成長においてとても大きな役割を占めています。睡眠の量や質が落ちると集中力の低下、身体的成長の遅れ、食欲不振などの悪影響を及ばさないようにしてあげたいものです。

 

睡眠時無呼吸症候群の治療法

・生活習慣の改善

睡眠時無呼吸症候群は肥満が原因として起こることが多いため、肥満が原因であれば減量は必ず必要です。 食事、運動、飲酒、喫煙などの生活習慣を見直しましょう。 肥満は睡眠時無呼吸症候群だけでなく、高血圧や糖尿病などの生活習慣病とも大きく関係しているため、他の病気の予防にも繋がります。

また、過労は咽頭の筋肉の緊張が低下し、上気道が塞がりやすくなります。しっかり休息を取ることも重要と言えるでしょう。

 

・歯列矯正

あごが小さいことで歯並びが悪いことが睡眠時無呼吸症候群の原因の場合、矯正治療を行うことで顎を広げたり、歯並びをきれいにして改善していきます。

 

・マウスピースによる治療

「スリープスプリント」と呼ばれるマウスピースを使った治療法です。下あごを前に出した位置でマウスピースで固定をすることにより、舌が喉の方に落ち込むことを防ぎます。これによって気道が広がり、睡眠中の呼吸がしやすくなります。保険適応で簡単に装着できるというメリットがあります。

 

・経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)(シーパップ)

CPAPはマスクを装着して鼻から一定の圧を加えた空気を流します。その圧によって気道の閉塞を取り除き、無呼吸状態を改善する治療法です。 個人差はありますが、多くのケースで比較的早く治療の効果が出ると言われています。 しかし、気道が閉塞しないように物理的に圧をかけているだけで根本的な治療ではなく、肥満である場合はCPAPだけでなく減量も必要になります。

 

 

睡眠時無呼吸症候群は他人に指摘されるまで気付かないことが少なくありません。先程挙げた症状に当てはまる方は、お気軽にご相談ください。

 

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