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矯正歯科

歯ならびの悩み②~永久歯がはえそろってから始める成人矯正~

2020.04.11

矯正歯科

不正咬合とは、噛み合わせが悪い、歯並びが悪い、顎の位置が正常な位置ではないなどのことを言います。
不正咬合だと、見た目が悪いだけではなく、歯磨きがしづらいため、汚れがたまってしまい、その結果虫歯や歯周病のリスクが高くなります。不正咬合にもさまざまな種類があり、年齢や病状によって治療法も変わってきます。

今回は前回の続きで成人矯正治療(2期治療)についてお話していきます。
当院での成人矯正治療の治療方法は「マウスピース矯正」と従来からある「マルチブラケット装置矯正」を採用しています。

 

 

マウスピース矯正治療「インビザライン」

 

 

 

 

 

 

 

マウスピース矯正装置「インビザライン」で行う矯正方法です。
(こちらは成人矯正からの「インビザライン」の他、小児矯正から始められる「インビザライン・ファースト」などもあります。)
写真のように透明のマウスピースタイプなので従来のマルチブラケット装置より目立ちにくく、取り外し可能な矯正治療です。「矯正をしたいけど、矯正装置が目立つのが嫌だ」という方におすすめです。
また、矯正治療を始める前にあらかじめ細かいシュミレーションが行えますので、矯正治療後の仕上がりを患者さまと3D画像で共有できることにより安心して矯正治療を始めることができます。
当院では「インビザライン」認定医が矯正治療を行います。

 

インビザラインのメリットとデメリット

インビザラインは目立ちにくく、マウスピース型で取り外しが可能なので、矯正治療前と同じように食事の時はマウスピースを外して食べることができますし、また歯磨きもしっかり行うことができます。また、個人差はありますが、従来の矯正治療に比べて違和感や痛みが少ないとも言われています。
デメリットは、矯正治療前に現在の歯並びの状態を診査診断した結果、インビザラインでは矯正治療ができないことがわかる場合があります。(インビザライン単独ではすべての症例に適応ではありません。)また歯並びの状態によってはマルチブラケット装置での矯正治療よりも期間が長かったりする場合や、インビザライン単独では綺麗に並びきらない場合、マルチブラケット装置を併用して矯正治療を行う場合もございます。また、1日に長時間の使用が必要なので患者さまの協力が必要になります。

 

 

ワイヤーを用いたマルチブラケット装置矯正治療

従来から使われている代表的な装置です。
ブラケットと呼ばれる小さな器具を歯1本1本に対して接着させ、ブラケットの溝にワイヤーを通します。ワイヤーがまっすぐになろうとする弾性力を利用して歯を動かしていきます。
ブラケットの種類は従来からある金属製の「メタルブラケット」のほかにプラスチック製の「クリアブラケット」、セラミックス製の「セラミックブラケット」などがあります。金属の目立つイメージがありますが、透明、白いものなど目立ちにくい種類が増えてきています。(ブラケット種類によって費用は異なってきます、ご相談ください)

 

マルチブラケット装置矯正治療のメリット・デメリット

メリットはどのような歯並びでも基本的に適応であり、確実に歯を動かすことができます。
矯正治療時間も他の治療法よりも短く、また従来からある方法なので実績があります。
デメリットは、矯正治療中は矯正装置が目立ってしまうこと、矯正装置の取り外しは基本的にできないのでプラークがたまりやすく、むし歯・歯周病が進行しやすいことがあります。

 

リンガルブラケット装置による矯正治療

従来のマルチブラケット矯正装置は唇側に装置をつけますが、リンガルブラケット装置は歯の裏側にブラケット装置、ワイヤーをつけて行う矯正治療です。こちらなら、全く装置が見えません。

リンガルブラケット装置のメリット・デメリット

最大のメリットしては、舌側に装置がついているので、矯正装置がみえず、見た目が変わりません。
デメリットは従来のマルチブラケット装置より矯正期間が長くなること、技術と経験を要するので、装置費用がマルチブラケット矯正装置より費用がかかることです。また、違和感が強かったり、最初は慣れるまで話しづらいと感じることもあります。

 

ひとりひとり患者さまに合った治療法を提供

上記のように、患者さまひとりひとり歯並び、生活スタイルなどが違いますのでそれに応じて治療法をご提案できます。
春の矯正無料相談会を開催予定(4/19,4/26)ですのでお気軽にご予約ください。

 

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