他院で抜歯と言われた歯に対しての治療
症例情報
| 症状 | 他院で治療した被せ物です。痛みがあるということで被せ物を外して治療を行いました。被せ物を外すと、歯に大きな穴があいており(パーフォレーション)、その下の骨の組織が大きく壊されている状態でした。 |
|---|---|
| 治療法 | 骨の状態と、パーフォレーションの大きさを考慮して、今回は根管治療後にルートセパレーションとジルコニアによる歯の保存治療を行いました。 |
| 費用 | 根管治療、ルートセパレーション：保険治療費に準ずる。 ジルコニア：150,000円+tax |
| 通院回数 | 6回 |
治療詳細
被せ物を外した直後の状態です。歯の底の部分に大きな穴があいているのがわかります。
ルートセパレーション直後の状態です。１つの歯を分割して、２つの歯にします。清掃性が高まることで痛みの原因であった炎症が起きにくくなり、骨が溶かされるリスクが減少します。
治療前の被せ物です。この状態だと歯の中央部分に歯間ブラシは通せません。そのため、歯に穴があいている部分の清掃ができず、炎症が起きてしまいます。
２つの小さい歯を連結している形になっているので、歯の中央部分に歯間ブラシを通すことができます。炎症もおさまり、痛みもなく経過良好です。
治療前のレントゲン写真です。パーフォレーション部分を土台の材料で埋めていることがわかります。
治療後のレントゲン写真です。歯間ブラシが通るように被せ物が設計されています。
当院からのコメント
他院で治療後痛みがおさまらず、抜歯予定だった歯に対して行った症例です。
被せ物を外すと、歯に大きな穴があいており、その下の骨も大きく壊されていました。
根管治療後にルートセパレーションを行い、汚れの付着のしにくさ、清掃のしやすさを考慮して、ジルコニアでの治療を選択されました。
※【根管治療】についての大切さや、精密診断のために行っている取り組み、根管治療後の再発防止策、当院での料金につきましては、根管治療のページに詳しく情報を掲載しております。また、【セラミック治療】についての特長や、治療方法の種類、当院での料金につきましては、セラミック治療・ホワイトニングのページにも情報を掲載しておりますので、あわせてご覧ください。