歯周病の予防と治療方法について知ろう
2025.03.06
予防治療
こんにちは!パセオ野間大池歯科です。今回は多くの人が悩んでいる「歯周病」についてお話しします。歯周病は、歯の周りの組織に炎症が起き、放置すると歯を失う原因にもなり得る恐ろしい病気です。しかし、早期に気づいて適切な対策を取れば、予防や治療が可能です。今回は歯周病の予防方法と治療について、わかりやすくご紹介します。
1. 歯周病とは?
歯周病は、歯を支える歯茎や骨に炎症が生じる病気で、初期にはほとんど痛みを感じません。しかし、進行すると歯茎が腫れたり、出血したり、最終的には歯がぐらついてしまうこともあります。
歯周病は、プラーク(歯垢)や歯石に含まれる細菌が原因で発生します。歯垢は食べかすや唾液中の成分が細菌と結びついてできるもので、毎日の歯磨きでしっかり取り除くことが予防には不可欠です。
2. 歯周病の主な症状
歯周病の進行具合によって症状は異なりますが、主な症状は以下の通りです:
•歯茎の腫れや出血:歯磨きの際に歯茎から血が出ることがあります。これは歯茎が炎症を起こしているサインです。
•口臭:歯周病が進行すると、口臭が強くなることがあります。
•歯がぐらつく:歯茎の骨が減少することにより、歯がぐらつき始めます。
•歯茎の退縮:歯茎が下がり、歯の根が露出してくることがあります。
これらの症状が見られた場合、すぐに歯科医院で診察を受けることをお勧めします。
3. 歯周病の予防方法
歯周病は予防が非常に大切です。以下の方法で歯周病を防ぐことができます。
1. 毎日の歯磨き
歯周病の予防には、毎日の歯磨きが基本です。歯と歯茎の境目にあるプラークを取り除くために、やや硬めの歯ブラシを使って、優しく磨きましょう。また、歯磨き粉にも歯周病予防成分が含まれているものが多く、これらを使用するのも効果的です。
2. デンタルフロスの使用
歯と歯の間に残った食べかすやプラークは歯ブラシだけでは取り切れません。デンタルフロス(糸ようじ)を使うことで、歯の隙間をきれいにすることができます。
3. 定期的な歯科検診
定期的に歯科医院で検診を受けることで、歯周病の早期発見が可能です。歯石を取り除いてもらうことも、歯周病予防には欠かせません。歯石は歯磨きでは取れないので、歯科医院でのクリーニングが必要です。
4. 喫煙を控える
喫煙は歯周病を悪化させる大きな要因となります。喫煙により血流が悪くなり、歯茎が弱くなりがちです。歯周病の予防のために、喫煙を控えることが推奨されます。
4. 歯周病の治療方法
歯周病が進行してしまった場合でも、治療が可能です。治療方法は歯周病の進行具合に応じて異なりますが、一般的な治療方法は以下の通りです。
1. スケーリングとルートプレーニング
初期の歯周病の場合、歯科医院で歯石やプラークを取り除く「スケーリング」や、歯根の表面を滑らかにする「ルートプレーニング」という治療が行われます。これにより、歯茎の炎症が改善され、症状が軽減します。
2. 外科的治療
中度から重度の歯周病では、歯茎を切開して歯根の深部を清掃する外科的治療が必要になることがあります。この治療により、歯茎の再生が促進されます。
3. 歯周外科手術
骨が大きく減少している場合には、骨を再生するための歯周外科手術が行われることもあります。これにより、歯を支える骨の再生が促進され、歯周病の進行を止めることができます。
5. まとめ
歯周病は早期に予防し、発見することで十分に対処が可能です。毎日の正しい歯磨きと、定期的な歯科医院での検診を欠かさず行うことが、歯周病を予防する最も効果的な方法です。もし歯茎の腫れや出血、口臭が気になる場合は、早めに歯科医院に相談しましょう。
私たちパセオ野間大池歯科では、歯周病の予防から治療まで、患者さん一人ひとりに合わせた最適なケアを提供しています。お口の健康を守るために、いつでもお気軽にご相談ください。
📞 お電話でのご予約:092-408-8701
福岡市南区の歯医者|医療法人 医仁会
パセオ野間大池歯科
〒815-0063
福岡県福岡市南区柳河内1丁目2-2
パセオ野間大池