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歯周病治療

歯周病について

2019.10.09

歯周病治療

みなさん歯周病をご存知でしょうか。よくCMで歯槽膿漏(しそうのうろう)と言われているのを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。歯茎が痩せるだけの病気と思われている場合もよくあるのですが、実は骨が溶かされる怖い病気なのです。歯は骨に支えられているので、その支えになっている骨がなくなってしまうと歯はグラグラになって最終的には抜け落ちてしまう怖い病気です。原因としては、様々な要因が考えられますが、原因としては以下のことが考えられます。

 

1. 噛み合わせ・歯ぎしり

噛み合わせが悪いと、一部の歯に無理な負担がかかり、歯の周囲組織が壊されて、歯の周りの骨がその部分だけ溶かされてしまいます。
また、歯ぎしりや食いしばりも多くの歯に無理な力がかかるので、その歯の周囲の組織は壊されていきます。このことを咬合性外傷といい、
噛み合わせを調整する治療が必要になります。

 

2. 歯並び

次に歯並びですが、歯並びが綺麗な人は歯周病になりにくいと言われています。それは、歯並びが綺麗な人の方が、歯磨きも簡単なので、歯垢が口に残りにくいからです。他にも先ほどお話した噛み合わせについても、歯並びが綺麗な方の方が、力を均等に受け止めることができます。

 

3. 喫煙

喫煙者が歯周病になりやすい理由は、タバコに含まれるニコチン、一酸化炭素、タールが原因と言われています。ニコチンは、毛細血管を収縮させる作用があります。タバコを吸うと歯茎にタバコが触れるので、歯茎の毛細血管が細くなり、血液の供給が少なくなります。歯茎に棲みついたばい菌は免疫細胞が退治してくれますが、この免疫細胞は血流に乗ってくるので血流が少くなくなってしまうと、歯茎周辺まで来てくれないようになります。また、一酸化炭素も免疫細胞を抑制することがわかっているので、さらに免疫が働かなくなり、歯周病菌と戦ってくれなくなります。次に、タールですが、タールは歯の汚れになり、歯周病菌の住処になります。煙の中に入っているので、通常の食事よりも隅々までこびりつくようになり、広範囲に歯周病を進行させます。タールが付着すると、歯垢や歯石がつきやすくなるとも言われています。iQOSやプルーム・テックのような加熱式タバコはタールの量は減っていると言われていますが、ニコチンの量は同程度なので、やはり歯周病のリスクは高いです。

 

4. 不適合な被せや詰め物

不適合な被せや詰め物というのは、最初からあっていないものも稀にありますがそれよりも、劣化によって歯との間に隙間ができてしまっているものやむし歯ができてしまっているものをいいます。隙間やむし歯によって、歯と不適合補綴物の間に汚れが溜まり歯周病の原因となります。このようになってしまった場合は一度、その被せや詰め物を外して、汚れやむし歯を取り新しい被せや詰め物を作り直す必要があります。この劣化や銀歯の下のむし歯はご自身では発見が難しかったり、かなり進行してしまってから気づく場合が多いです。最近定期検診に行かれていない方は、一度検診に行ってチェックしてもらってください。

 

5. 女性ホルモン

女性ホルモンの乱れによって歯周病が進行しやすくなります。特に、妊娠中はエストロゲンと言われる女性ホルモンが上昇し、歯周病のばい菌を増殖させることがわかっています。また、プロゲステロンは、炎症を引き起こす作用があるので、この2つのホルモンによって、妊娠中は通常よりも歯肉炎や歯周病になりやすいです。妊娠中と出産後は必ず歯科の定期検診を受けるようにしましょう。

 

6. 人から人への感染

歯周病原菌は、唾液を介して感染します。そして、その経路は親子間もしくは夫婦間による感染がほとんどです。この感染を防ぐのはかなり難しいと思われますが、歯周病が重症化している方の場合は、口の中で歯周病を進行させる力が強いばい菌がいる可能性が高くなります。歯周病のばい菌はたくさんの種類がありますが、その中の数種類が特に歯周病を進行させると言われており、そのばい菌に感染しているかどうかで、歯周病の重症化しやすさが変わります。ご家族にこういった歯周病菌をうつさないためにも、日々の口腔ケアと歯科医院でのメンテナンスが重要です。

 

7. 内服している薬の副作用

内服している薬でも、その種類によっては歯周病と関連のあるものがあります。
臓器移植や自己免疫疾患の治療で用いられるシクロスポリン、高血圧の薬で使われるカルシウム拮抗薬の二フェジピン、てんかんの治療で使われるフェニトインなどは歯茎を増殖させる副作用があることが知られています。増殖するということは歯茎ができるからいいことなのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません!歯茎が増殖することで、歯周ポケットが深くなってしまい、そこに歯垢や歯石が溜まりやすくなるので、歯肉炎や歯周病の原因になってしまうのです。また、うつ病の薬や高血圧の薬、アレルギーの薬の副作用で唾液の分泌量が減少する場合があります。唾液の量が減ると、口の中が乾きばい菌が繁殖しやすくなるので、歯周病のリスクも上がります。

 

8. ストレス

ストレスがかかると免疫力が低下すると言われており、歯周病悪化の原因になります。また、ストレスが加わると、歯ぎしりや食いしばりをすることが増えるため、歯茎の組織にもダメージを与え、歯周病が進行する原因となります。

 

9. 遺伝

歯周病は稀に遺伝的要素が関係するものがあります。その種の歯周病の場合、早期に治療をしないと急速に歯周病が悪化しますので、ご家族が歯周病の治療を受けられていた方で、最近歯科医院に行かれてない方は一度検査に行ってみてはいかがでしょうか。当院でも、歯周病の検査が可能ですので、不安な方は一度ご相談ください。

 

10. メタボリックシンドローム・糖尿病

歯周病と糖尿病が関連があることが近年わかってきました。糖尿病の方は、免疫力が低下し、細菌感染が原因である歯周病にもかかりやすくなります。また、反対に歯周病が重度な患者さんの場合、糖尿病が悪化しやすいことがわかってきており、糖尿病の治療でも歯周病の治療を行なった方が治療の成功率が上がると言われています。

 

11. 食事

食事の内容も、糖分の多い食べ物や柔らかい食べ物が多いと食べカスが残りやすく歯周病が進行する原因になります。また、偏った食事の場合は体調だけではなく、歯茎にも悪い影響が出ますので、バランスの良い食事を摂るようにしましょう。

 

ここに挙げた他にも歯周病の原因は様々なものがあります。まずは、今ご自身が歯周病になっているかどうか、またどのくらいの程度の歯周病なのか知ることが重要です。歯周病は一度かかると二度と治らない病気なので、まずは歯周病にならないことが大切です。また、歯周病になってしまっている場合でも、メンテナンスで進行を抑えることができます。歯周病は、静かな病気と言われていて、気づかないうちに進行していきます。一年以上歯科医院に行かれていない方は、一度歯科医院に行かれてみてはいかがでしょうか。

 

歯周病治療をご希望の方は、当院の『一般歯科』ページをご覧ください。